かゆみと肝臓の密接な関係

肝臓からのかゆみは症状として感じる人は意外と少なくて、約2割と言われてます。しかし症状を感じてしまうと耐え難いようなかゆみに襲われ搔きむしらずにはいられないほどの症状が出るようです。

肝臓病は組織が炎症を起こしている状態で、肝機能が低下していく病気です。原因は肝炎ウィルスやアルコールなど。急性でない場合は初期症状は風邪とよく似ていて、勘違いして風邪の対処をしていたら黄疸が出てきて慌てて病院へ行く方が多いです。

この黄疸の出始め頃にかゆみを発症することがあります。黄疸が出ると普段は少ない物質が血液内に増えて、それが末梢神経を刺激しかゆみが出る仕組みです。

黄疸が出なくても発生するかゆみもあります。原発性胆汁性肝硬変といって、これは自己免疫系の異常で本来出る胆汁が肝臓内に溜まって機能が落ちていく肝臓病です。中年以降の女性に多い病気です。

普段からアルコールを多く飲む人や肝炎感染の疑いがある人は、急にかゆみが増してきた時は要注意です。すぐにお医者さんへ行って検査を受けてください。

ちなみに肝炎ですが、日本ではB型肝炎、C型肝炎が多くを占めてます。血液製剤や輸血による感染や母子感染が問題視されましたが改善し、今は医療による感染はほとんどなくなりました。しかしなぜか若い人の間で肝炎が増えているそうです。原因は、タトゥーや覚せい剤の針の使い回しだそうです。心当たりがある人で全身のかゆみを発症した人は肝臓を疑う必要があります。

また、最近禁止になるということで話題になってる豚肉の生レバーですが、動物の生肉にはE型肝炎ウィルスが潜んでいます。豚肉だけでなく、イノシシや鹿などの生肉を食べてE型肝炎からの劇症肝炎で死亡した例は結構あります。生肉を好んで食べる人も肝炎には要注意です。